こんにちは!今回は移住情報の第一弾として、モーリシャスの投資ビザの情報をご紹介します!
モーリシャスの基本情報
モーリシャス(Repubulic of Mauritiaus)は、マダガスカル島の東方800キロにあるインド洋に浮かぶ島国です。サブサハラ(サハラ砂漠より南側のアフリカの国)の中では、最も民主主義が定着している国です。ビジネス面でのポイントをまとめると以下の通りです。
- 言語:英語(公用語)、フランス語、クレオール語
- 世界銀行のビジネス環境指数:アフリカ第1位、世界でも190か国中13位
- 税制上のメリット:法人税は15%で比較的低い(日本は30%以上)、キャピタルゲイン課税、配当・利子源泉徴収税がない。
などの社会経済が安定し、税制上のメリットがあり、世界トップクラスの金融機関が集積し、アジア、欧州及びアフリカとの間のクロスボーダー投資の拠点となっています。そのため、アフリカ(特に南アフリカ)、欧州・中東、インドの富裕層の移住先として注目されています。
モーリシャスの投資ビザ
そこで、以下では、モーリシャスの投資ビザの要件について紹介します。参考にしているのは、富裕層向けの移住を専門とするHenley & PartnersのInvestment Migration Programsのガイドブックを参考にご紹介します。
投資ビザ取得の要件
モーリシャスの投資ビザ取得のためには、①不動産投資によるビザと②20 year permanent residenceによるビザの二つがあります。
①不動産投資によるビザ
この不動産投資によるビザには、次の4つの方法があります。
- Integrated Resort Scheme(統合型リゾートスキーム):37万5000米国ドル(1ドル=137円換算なら約5140万円)以上の高級居住不動産の購入(10ヘクタール以上の土地)
- Real Estate Scheme(不動産スキーム):37万5000米国ドル(約5140万円)以上の高級居住不動産の購入(10ヘクタールを超えない、所有権(freehold land))
- Property Development Scheme(不動産開発スキーム):37万5000米国ドル(約5140万円)以上の高級居住不動産の購入(環境等に配慮することを条件とする近隣コミュニティとの共存した統合プロジェクト)
- Smart City Scheme(スマートシティスキーム):37万5000米国ドル(約5140万円)以上の高級居住不動産の購入(一つの街に効率的な交通手段、電力自給、上下水施設を完備した、環境に配慮した居住空間を完備したもの)
このように、不動産の種類やスキームで4つに分かれていますが、投資すべき不動産の額は、37万5000米国ドル(約5140万円)で統一されています。ドバイやマレーシアなど日本人に馴染みのある投資ビザは徐々に高額になっておりますが、それらと比較すると比較的廉価に取得できるように思います。
なお、不動産投資によるビザの場合は、並行してresidence permitの取得を求められます。
②20 year permanent residenceによるビザ
このビザは、ハイテク産業投資、スタートアップ投資、プロフェッショナル投資などの投資を行うことにより取得できる投資ビザのようです。
まとめ
投資ビザの第一弾としてモーリシャスを選んでみました。ドバイやポルトガルやマレーシアに比べ、日本人に馴染みがなく、5000万円弱の不動産投資が必要になりますが、気候も良く、政治経済・税制の面でビジネスがしやすい環境になっており、また、豊富な天然資源や人口増により近年目覚ましい経済成長を遂げているアフリカ諸国への投資のゲートウェイとして今後モーリシャスも注目されると思われます!
皆様のご参考になれば幸いです!!
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